これからの人生設計について真剣に考える時期でもある20代。
今回は「つみたてNISA」と「iDeCo」について学びます。
「つみたてNISA」とは、2018年1月より開始された少額投資非課税制度です。
投資期間は最長20年で、毎年の非課税投資枠(年間40万円)から得た分配金や譲渡益にかかる税金はゼロとなります。
一方「iDeCo(個人型確定拠出年金)」は、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度の1つです。65歳になるまで加入可能であり、原則60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。
自分に合った投資方法を見つけるために、どんなメリットがあるのか、リスクはどのくらいかなど、制度の仕組みや特徴を知ることが大切です。
また実際に始める時には、銀行や証券会社などの金融機関で口座を開設する必要があります。金融機関を選ぶポイントもチェックしておきましょう。
夢の実現や将来の安心に向けて、少しずつお金の勉強も始めてみませんか?
登場人物

-
ユタカ 28歳
大手メーカー勤務。ヒカリと付き合って2年。都内のワンルームマンションで一人暮らしをしており、貯蓄が少ないことを気にしている。

-
ヒカリ 29歳
サービス業勤務。実家暮らしで貯蓄はできているが、ユタカとの結婚を意識し始めたことで、将来必要なお金のことについてくわしく知りたいと考えている。

-
ノゾミ 29歳
ヒカリの高校時代からの友人。銀行に勤めており、金融知識が豊富。






貯蓄から投資へ、という考え方のもと登場した「つみたてNISA」や「iDeCo」。
今は低金利の影響もあり現金・預金だけでは資産を大きく増やすことは難しい状況です。資産を増やしていくためには、投資による資産運用も選択肢の1つではないでしょうか。
▼預けるだけではお金は増えない!?
低金利が続く日本では預金でお金が増やせない 投資は怖いと感じている方も多いかもしれませんが、制度によっては税金面でメリットがあることも知っておきたいポイントです。
「つみたてNISA」はNISA口座を経由して購入した金融商品で利益が出た場合には、税金が免除(非課税)になります。また「iDeCo」も運用益が非課税になるほか、掛金が全額所得控除され、受け取り時にも税制優遇があります。
投資初心者の20代にとっては税制優遇制度があることにより、投資を始めるハードルが少し低くなるのではないでしょうか。
▼iDeCoの3つの節税ポイント
個人型確定拠出年金「iDeCo」 ▼節税額はどのくらい?
メリットを確認!税軽減シミュレーション もちろん、投資である以上リスクがないわけではありませんが、例えば「つみたてNISA」で買える商品は、金融庁が長期・積立・分散投資に適していると認めた商品のみに限定されているため、投資初心者でも安心して選びやすくなっています。さらに購入時の手数料がかからず、低コストで投資できることが魅力です。
▼つみたてNISAで失敗しないためのコツ3つ
つみたてNISAで失敗する原因は? パターンを知って積立マスターになろう! 投資では「時間を味方に」とよく言われるように、長期投資をすることによって・複利効果が高くなりやすい・価格が平準化するためリスクコントロールがしやすいなどのメリットがあります。たとえ少額からでも、早く始めることが、運用成果につながりやすい傾向があるのです。こうした知識を持ち、自分のリスク許容度や考えに合った運用方法を選ぶことによって、リスクを抑えることはできるかもしれません。
今の自分に合った運用方法を知り、投資の期間が長くとれる20代のうちから将来に備えて資産を増やしていくための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
▼みんなが選んでいる「つみたてNISA」とは?
つみたてNISAとは? ▼少額からもOK! 積立投資を始めてみませんか?
将来のための、お金のふやし方 積立投資ポータルサイト ▼セミナー動画でさらにくわしく「学べる金融講座」
はじめよう資産運用!~つみたてNISA講座~

作画監督:深森あき
※2023年3月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。