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2020.12.2

#3 お金の管理はインターネットバンキングで! Web通帳をつかえば記帳も不要に

イラストレーション:鈴木みゆき

スマートフォンやパソコンから、銀行口座の残高確認や振込などができる、インターネットバンキング。興味はあるものの、はじめるのは難しそうと思っていませんか?

デジタル機器の扱いに苦手意識のある、豊さん・涼子さん夫婦と一緒に、インターネットバンキングのはじめかた・使いかたを学んでいきましょう!

今回は、インターネット上で過去の入出金明細を確認できるWeb通帳をご紹介。紙通帳ではできない機能も要チェックです。

<登場人物>

坂本先生:ネットバンキングに詳しいファイナンシャルプランナー
豊さん・涼子さん夫婦:涼子さんは、定年後の家計管理について勉強中。自分たちの老後資金も備えつつ、子育てに忙しい娘夫婦への支援もしたいと思っている。一方、豊さんは、細々とした家計管理には興味がない様子。

最大30年分の入出金明細が、いつでもどこからでも確認できるようになる!?

スマートフォン(以下スマホ)やパソコンを使ったインターネットバンキングのログインにもやっと慣れてきたわ。気軽に入出金の明細を確認できるようになって助かっているのよ。
インターネットバンキングでは、過去の入出金明細を閲覧できるので、ATMで記帳する手間が省けます。入出金の明細は、過去2ヵ月分程度の場合が多いですが、Web通帳ならより長期間の明細を確認できるようになりますよ。Web通帳はご存じですか?
Web通帳? はじめて聞いたわ。
名前の通り、Web(インターネット上)で見る通帳のことです。銀行によっては、デジタル通帳やダイレクト通帳、紙を使わず環境にやさしいということでEco通帳などと呼んでいる場合もあります。
紙の通帳のように、紛失や盗難の心配がないのがメリットの1つですね。

たとえばA銀行の場合、Web通帳に切り替えれば、その後最大30年間分の入出金明細をスマホやパソコンから確認できるようになりますよ。
たまに、過去の入金や引き落としの金額が気になって、古い通帳を見ることがあるわ。今切り替えておけば、10年後、20年後にも今の明細をさかのぼって見られるのは便利ね。
そうだね。どんなふうに表示されるのかな?
たとえば、こんな感じですね。
Web通帳の記載例画面
なるほど。紙の通帳のように何回もめくらなくていいから見やすいね。ATMで記帳するために、通帳を持ち運ぶ必要もなくなるし。
Web通帳と紙の通帳はどちらも使うことができるのかしら?
いいえ、どちらか1つを選ぶ必要があるんです。
紙の通帳からWeb通帳への切り替え手続きはインターネットバンキングからもできます。切り替えると、A銀行の場合は、切り替え日から1年前の入出金明細が見られるようになりますよ。ただし、現在利用している紙の通帳は使えなくなるので、切り替え前に今使っている通帳に記帳しておくと安心ですね。
古い紙の通帳って処分に困るしけっこう場所をとるから困っていたの。でも、Web通帳にすれば解決しそうね。

取引明細のダウンロードや印刷で、保存しておける!

銀行にもよりますが、Web通帳には、ほかにも便利な機能があるんですよ。代表的なのは、取引明細のデータのダウンロード(データをスマホやパソコンに保存すること)と印刷です。
自分のスマホやパソコンに保存しておけば、ログインしなくても明細を見ることができるのね。
1ヵ月分ずつ印刷してファイルしておけば、家計簿の補足にもなります。
さらに、A銀行の場合は、家計簿管理アプリと連携すると他の銀行や証券会社などの情報もひとまとめにして、入出金を管理することもできるんです。アプリが家計簿代わりになりますよ。
あら、家計簿を自動でつけてくれるなら、楽になるわ。
そういえば、年金の受取り開始の時には通帳のコピーを提出すると聞いているよ。Web通帳だとどうなるのかな。
口座番号確認の手続きが必要なときは、「口座番号連絡書」を自分で印刷できますよ。年金や給付金を受給する際の手続きにも使えます。
口座番号連絡書
アプリでは印刷できない場合もあるので、その際は銀行のWebサイトからインターネットバンキングにログインして活用しましょう。
なるほど! これなら、紙の通帳がなくても安心だね。
さらに、Web通帳は画面の色やデザインを自分好みに設定できたり、カレンダー表示で入出金を確認できる機能があったり、楽しく便利に使えますよ。
あら、カスタマイズできるのね。便利そうだし、切り替えてみようかしら…。引き出しの中の通帳もこれ以上増えなくてすむし。
紙の通帳を使わない分、エコだしね。考えてみようか。
小さなことかもしれませんが、ペーパーレスで紙資源をムダにしないことで、環境問題にも貢献できます。子どもや孫など、次の世代によりよい環境を残したいですよね。
また、将来的に、わざわざ記帳のためにATMに出向くのがわずらわしくなるかもしれません。少し先を見越して、Web通帳を今から活用しておくのも手ですね。こまめに入出金管理ができるので、家計管理もよりしっかりとラクにできますよ。

※本記事は三井住友銀行のインターネットバンキングを参考に解説しています。各銀行によって手続きの内容や方法、画面の表示方法などが異なる場合があります。

※2020年12月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

執筆:坂本 綾子(さかもと あやこ)
CFP® /1級FP技能士。大学在学中より雑誌の編集に携わり、卒業後に取材記者として独立。1988年より女性誌、マネー誌などで金融に関する記事を執筆。家計管理、保険、資産運用に関する記事をはじめ、銀行の商品・サービスについても雑誌やWeb媒体で多数執筆。執筆に加え生活者対象のセミナー、家計相談も行っている。著書に「今さら聞けない お金の超基本(朝日新聞出版)」、「まだ間に合う!50歳からのお金の基本(エムディエヌコーポレーション)」など。
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