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定年後の夢、How Much?定年後の夢、How Much?

2020.6.10

#10 定年後の3大楽しみとは? かかる費用もシミュレーション

定年後の3大楽しみとは? かかる費用もシミュレーション
イラストレーション:hama-house

家で過ごす時間が長い今こそ、第二の人生でのお金の使い方についてじっくり考えてみませんか?

2018年の日本人の平均寿命は、女性87.32歳、男性81.25歳。過去最高を更新。定年後に過ごす時間は長くなっています。第二の人生をさらに充実させたいとワクワクする一方、お金が心配という方も多いのではないでしょうか。

「シニアの生活意識調査2019」によると、全国のシニア(50歳~79歳)の男女1,000名に、現在の楽しみを聞いたところ、1位「旅行」(47.4%)、2位「テレビ/ドラマ」(34.7%)、3位「グルメ」(30.1%)でした。

そこで、今回は定年後の趣味や楽しみにスポットを当て、それぞれにかかる費用をシミュレーションしました。人生を彩るための楽しみには、いったいいくら必要なのか、ぜひチェックしてみてください。

定年後に毎年旅行をする楽しみ、いくらかかる?

定年後に毎年旅行をする楽しみ、いくらかかる?

まずは、海外旅行にかかる費用から。観光省の「観光白書」によると、海外の人気の渡航先は、上位から順に、米国、中国、韓国、台湾、タイでした※1

※1 出典:観光省「観光白書」

そこで「毎年、米国(ハワイ)へ旅行」、「毎年、アジア各国へ旅行」の2パターンの費用をシミュレーションしてご紹介します。

【海外旅行ツアー費用のシミュレーション】 

65歳で仕事をリタイアして、80歳までの15年間、毎年、海外旅行すると仮定(東京発、1人あたり)

(1)ハワイ・ホノルル旅行(15回)

ツアー料金※2(5日間) 約90〜300万円

(2)アジア各国へ旅行(ソウル5回/上海5回/バンコク3回/台北2回)

ツアー料金※2(4日間) 約50〜150万円

※2 大手旅行会社複数社調べ(20197月時点)。

*価格は変動する場合がありますので、あくまで目安としてご確認ください。

*上記のシミュレーションは、20197月現在の東京発着のツアー料金を基に試算しています。お住まいの地域によっては、空港までの交通費(場合によっては宿泊費)なども必要になります。

一方、国内旅行を楽しむ場合はどうでしょう? 「毎年、沖縄旅行」と「毎年、東北旅行」をした場合をシミュレーションしてみました。

【国内旅行ツアー費用のシミュレーション】

65歳で仕事をリタイアして、80歳までの15年間、毎年、国内旅行すると仮定(東京発、1人あたり)

(1)沖縄旅行(15回)

ツアー料金 (3泊4日) 約60〜240万円

(2) 東北旅行(15回)

ツアー料金 (2泊3日) 約40〜160万円

*価格は変動する場合がありますので、あくまで目安としてご確認ください。

*上記のシミュレーションは、2019年7月現在の東京発着のツアー料金を基に試算しています。お住まいの地域によっては、空港までの交通費(場合によっては宿泊費)なども必要になります。

現役時代は旅行のハイシーズンにしか休暇をとれなかった人も、定年後は自由にスケジュールを組むことができます。 閑散期(いわゆるオフシーズン)を狙って旅程を組んだり、交通各社の「シニア割」などを上手に活用したりしながら、おトクに旅行を楽しめるのも定年後ならではです。

▼詳しくはこちら
定年後に「毎年、旅行をする」夢、いくらかかる?

定年後にドラマを大画面で見る楽しみ、いくらかかる?

定年後にドラマを大画面で見る楽しみ、いくらかかる?

一般的なテレビがあれば、ドラマを飽きるまで楽しむことはできますが、お気に入りのドラマや映画をより大画面で楽しむためには、いくらくらいかかるでしょう。

できるだけお金をかけないで、DIYDo it yourselfの略)で部屋をリフォームしてホームシアタールームをつくる場合をシミュレーションしてみました。

【DIYでホームシアタールームをつくる費用のシミュレーション】

6畳程度の部屋をホームシアタールームにDIYした場合

ホームプロジェクター※3 約120,000円
スピーカー※3 約70,000円
壁紙の張り替え費用※4 約8,500円
合計 約198,500円

*価格は変動する場合がありますので、あくまで目安としてご確認ください。

※3 大手通販サイトにて、大手メーカー中クラスの製品を参考に算出。

※4 壁紙・クロス専門店のサイトを参考に算出

参考にしたプロジェクターは、スマホやPC、スピーカーと無線で接続でき、6畳ほどの部屋で100インチ程度の投写ができるもの。動画配信サービスを活用すれば、インターネットを介して、いつでも大画面の動画を迫力ある音響とともに楽しめるでしょう。壁紙の張り替えは、初心者用の安価なキットが販売されています。

自分の手でリフォームすることで、達成感や満足感も得られます。ただし、リフォーム作業をする際や大音量で観賞する際は、近隣への騒音への配慮を忘ないように。

▼詳しくはこちら
定年後に「マイホームを快適にする」夢、いくらかかる?

定年後にグルメを楽しむには、いくらかかる?

定年後にグルメを楽しむには、いくらかかる?

グルメの楽しみは、十人十色。自炊やお取り寄せをして家庭でグルメを楽しむ方法もあれば、人気のお店に出向き外食を楽しむ方法もあります。また、旅先でご当地グルメを満喫する「グルメツアー」に行きたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでまず、月1回、近場のグルメを食べ歩きする場合の費用をシミュレーションしました。

月1回ペースで、近場のご当地グルメを食べ歩いた場合(1年間、1人あたり)

食べ歩き例 金額 交通費
横須賀海軍カレー 約1,200円 約1,640円(東京駅・横須賀中央駅 往復)
月島もんじゃ 約2,500円 約620円(東京駅・月島駅 往復)
江の島しらす丼 約1,800円 約2,300円(東京駅・片瀬江ノ島駅 往復)
川越太麺やきそば 約550円 約1,360円(東京駅・川越駅 往復)
1回の平均 約2,992円
1年間の合計 約35,910円(2,992円×12ヵ月)

*価格は変動する場合がありますので、あくまで目安としてご確認ください。

※交通費は東京駅発着を想定

近場に月1回出かける程度であれば、年間の出費は3〜4万円と、それほど多くはないでしょう。月2回でも年間の出費は68万円程度ですみます。

続いて、国内外のグルメツアーに年2回行った場合をシミュレーションしました。

年に2回、国内外の美食ツアーに行った場合 (1年間、1人あたり)

グルメツアー 金額
台北(3泊4日)
3つの有名店で台湾海鮮料理や広東料理に舌鼓
約124,000〜184,000円
北海道(2泊3日)
バフンウニやホタテなど珠玉のグルメ三昧
約39,900〜54,900円
1年間の合計 約163,900〜238,900円

*価格は変動する場合がありますので、あくまで目安としてご確認ください。

※大手旅行サイトのグルメツアー(関東発着)の価格を参考


グルメツアーに行く場合は、1回あたりにまとまったお金が必要ですが、その土地の文化や歴史に触れられるのも魅力の1つ。グルメがきっかけとなり、人生をより豊かで、奥深いものにしてくれるのではないでしょうか。


▼詳しくはこちら
定年後に「グルメを楽しむ」夢、いくらかかる?

定年後、自分の楽しみにお金をかけるには?

家計管理の基本は、収入の範囲内で暮らすこと。これは現役時代も定年後も同じです。定年後の長い時間を充実させるには、自分の楽しみには予算をとり、不要な支出は減らすなど、家計にメリハリをつけることが大切ではないでしょうか。

これまで家計簿をつけたことがない人も、まずは大まかでも良いので毎月の収入と支出を把握して、今後のお金の見通しを立ててみましょう。
旅行など大きなお金を使う楽しみには、貯蓄や退職金を切り崩す必要もあります。今後、家のリフォームや医療費などにどの程度かかるかもチェックして、計画を立てておきましょう。

元気で働きたいという気持ちがあれば、仕事をしてお金を稼ぐという選択肢もあります。また、貯蓄や退職金など、当面の生活に困らない余裕資金がある場合は、資産運用に回すのも一つの手。

定年後の運用では、投資信託などリスクを分散できる商品で、“守りながら増やす”という視点がポイントです。「投資する商品」や「投資する地域」、さらに「投資する時期」を分散することで、リスクを分散する効果が期待できます。

資産運用では、通常、運用で得た利益には20.315%の税金がかかりますが、それが非課税になる「NISA(ニーサ)」または「つみたてNISA」といった制度がおすすめです。前者は年間120万円(2024年からはじまる新・NISAでは122万円)までを5年間、後者は年間40万円までを20年間運用できます。

つみたてNISAは名前の通り、定期的な積み立てができる制度ですが、NISAでも一括購入せず、時期を変えて購入することで、時間による分散効果が期待できます。定年後の資産運用では、こうした優遇制度の活用も検討してみてはいかがでしょう。

※2020年6月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

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