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資産運用キホンのキ

2018.3.22

わかると差が出る
「外貨預金の特徴」

外貨預金というと難しそうなイメージがあるかもしれません。ですが、口座さえ開いてしまえば少額から手軽に始めることができますし、為替のダイナミックな値動きも実感できます。外貨預金について、基礎的な知識を確認してみましょう。

わかると楽しい、イラストシリーズ#3 つうかーの仲 通貨にも相性があること。相性が悪い通貨を選ぶと後悔するかも。

外貨預金の「通貨」について、詳しくは下記の「外貨預金の通貨」をお読みください。

そもそも外貨預金とは、どのようなもの?

外貨預金とは、その名のとおり海外通貨による預金です。金融機関で専用の口座を開けば、すぐに外貨預金を始めることができます。

現在の日本では低金利が続いていますが、海外には日本よりも金利の高い国がいくつもあり、それらの国々の通貨で預金をすれば、円よりも多くの利息を受け取ることができます。
また、円高のときに預け入れ、円安のときに引き出せば、為替による差益が得られます。さらに、外貨による株式や債券への投資など、外貨建て金融商品を運用するための資金としても活用できます。

ただし、為替が円高に動いた場合には差損が発生します。また、為替に変動がない場合でも、TTSレート(円貨から外貨に替えるレート)と、TTBレート(外貨から円貨に替えるレート)には為替手数料が含まれているため、元本割れの可能性があります。

外貨預金の種類

外貨預金にはいくつか種類があります。それぞれに特徴があり金利が異なりますから、目的に合わせて選ぶようにしましょう。

外貨普通預金
国内での普通預金と同じです。預金の出し入れは自由にできますが、一般的には金利は低く設定されています。

外貨定期預金
外貨定期預金の場合、一括して預け入れたあとは、原則として満期日まで引き出すことができません。それだけに、一般的には金利は高く設定されています。預け入れ時の金利がその後も適用されますから、金利面で考えると高金利のときに預金すれば、有利な運用ができます。もちろん、実際には為替についても考慮が必要です。

外貨貯蓄預金
預け入れてから1ヵ月など一定期間は引き出すことができませんが、その後は出し入れ自由です。外貨普通預金より収益性が高く、外貨定期預金より使い勝手の良さがあります。

外貨通知預金
預け入れてから1ヵ月など一定期間は引き出すことができませんが、その後は出し入れ自由です。ただし、引き出しする場合は、2日前までに金融機関に通知しなくてはなりません。少々手間がかかる分、金利が優遇されています。

外貨預金の通貨

外貨預金では対象となる通貨を選ぶことになります。メジャーなのは米ドルですが、そのほかにもさまざまな通貨が用意されています。

米ドル
世界の基軸通貨であり、流通量もナンバーワンを誇る米ドル。多くの外貨投資商品がドル建てで用意されていますから、将来の展開も視野に入れ、米ドルは押さえておくべき通貨でしょう。

ユーロ
米ドルと並ぶ主要通貨がヨーロッパのユーロです。EU加盟国でないにもかかわらずユーロを使っている国もあります。米ドルとともに、外貨投資には欠かせない存在となっています。

その他の通貨
米ドルとユーロ以外にも、さまざまな通貨が存在します。オーストラリアドルやニュージーランドドル、さらに今後の発展を期待して南アフリカランドや人民元などで預金するという方法もあります。ただし、あまりにマイナーな通貨を選んでしまうと、情報収集で苦労するので注意が必要です。

外貨預金のメリット・デメリット

外貨預金も金融商品のひとつですから、メリットもデメリットもあります。円建て預金とは違う要素もありますので要注意です。

外貨預金のメリット
・円建て以上の高金利を狙える
円よりも高金利の通貨は数多くあります。その中から安定性の高い通貨で預金をしておけば、円建て預金よりも効率的です。より大きなリスクをとってハイリターンを狙うこともできるなど、目的に合わせた運用ができます。

・為替差益を得ることができる
外貨預金は、為替差益を得ることができることも大きな魅力でしょう。短期間で元金が増える可能性があります。円安になればなるほど、為替差益がプラスになります。

外貨預金のデメリット
・通貨によっては値動きが大きくなる
流通量の少ない通貨は母国の産業や外交などの影響を受けやすく、短期間のうちに大きく値が動くことがあります。タイミング良く出し入れできれば大きな差益を得ることもできますが、その逆に損失になることもあります。

・為替変動によって損益が出ることがある
為替変動によっては、当然ながら損失が出る可能性があります。短期間のうちに大きな損失になることもありますので注意が必要です。

・為替手数料にも注意
外貨を預け入れるとき、あるいは円として引き出すときには、一定の為替手数料がかかります。頻繁に出し入れを繰り返していると、手数料ばかりがかさむことにもなりかねません。

外貨預金とFXとの違いは?

FXとは「外国為替証拠金取引」の略称です。ある通貨で別の通貨を売買するという点では、外貨預金とFXは似ていますが、まったくの別物といえます。外貨預金とFXの違いについて、主なものを挙げておきましょう。

FXはレバレッジが使える
FXは取引会社に保証金を預け入れることで、自己資金の数倍の取引きが行えます。例えば10万円の資金に25倍のレバレッジをかければ、250万円までの取引きができ、大きな利益を得ることもできるのです。

FXは正確な予測が必要
FXは24時間リアルタイムで取引きできるだけに、各通貨の値動きに関する正確な情報や予測が必要となります。いつの間にか元本割れしているリスクもありますから、十分な知識を身に付けてから始めるべきでしょう。

外貨預金のリスクを把握しながら活用しよう

外貨預金は為替益を得ることができますが、元本割れすることもあります。メリットとデメリットをしっかり把握しておくことが大切です。