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わかると差が出る、
資産運用キホンのキ

2018.4.25

わかると差が出る
「REIT(リート)の仕組み」

不動産への投資を証券化して、資金を集めて運用する「REIT(リート)」。その仕組みは複雑ですが、不動産投資を手軽に始められるREITは、投資対象として魅力があります。REITのしくみを、しっかり理解しましょう。

わかると楽しい、イラストシリーズ#19 リート・ル・トーキョー 世界のどこかにあると噂の日本人街。街の建物は、有志で資金を出し合って購入された共有物で、家賃収入はみんなでシェアしている。

REIT(リート)について、詳しくは下記をお読みください。

REIT(リート)とは?

REITは「Real Estate Investment Trust」の略で、不動産投資信託のことです。REITはアメリカで生まれ、日本のものは「J-REIT」と呼ばれることもあります。

REIT(リート)は不動産に直接投資しているわけではない
REITは、不動産を扱う投資信託であり、「不動産投資法人が投資家から資金を集め、各種不動産に投資する」という形をとっています。そして、REITを扱う法人の多くは、上場企業となります。ですから、私たちがREITを買うということは、不動産に直接投資するのではなく、不動産投資を扱う会社に投資することになるのです。

不動産投資を身近なものにしたREIT(リート)

オフィスビルやマンションなどは、テナントや入居者からの安定的な収入が見込めますから、優秀な投資対象といえます。ですが、不動産投資には大きな資金が必要ですし、管理運営も手間がかかり、個人ではなかなか手が出せません。この課題を解決したのがREITです。
REITは不動産への投資を証券化することで小さい金額から、個人でも参加しやすい仕組みになっています。また、物件の購入・売却などに、投資家が関わることはありません。
投資先物件の管理運営業務は、外部委託するよう法律で定められています。つまり、不動産のプロが集まり、役割分担を明確にした上で運用されているのです。リスクに関しては、一般の投資信託と同様、複数の不動産に分散投資しますから、不動産に直接投資した場合と比べると軽減されます。

REIT(リート)のリスク

不動産投資を個人で少額からはじめられるREITですが、金融商品である以上、リスクも存在します。REIT特有のリスクもありますので、しっかり理解しておきましょう。

・物件の損傷による価値低下のリスク
火災などで対象の建物が損傷すると、物件としての価値が大きく下がります。その結果、分配金や基準価額が下がることになります。これは、不動産を扱うREIT特有のリスクです。

・地価の下落による価値低下のリスク
地震や洪水といった天災によって、対象の建物があるエリア全体の価値が下がってしまうことがあります。こうなると、物件そのものに損傷がなくても、不動産としての価値が下がってしまう可能性があります。

・上場廃止のリスク
REITを扱う会社は投資法人の形をとり、その多くが株式市場に上場しています。ですが、何らかの理由で上場基準を満たせなくなると、上場廃止となってしまいます。

・倒産のリスク
REITを扱う投資法人が、倒産という最悪の結果を招くこともあります。倒産する可能性が表面化すると、価格が暴落する可能性があります。

REIT(リート)を活用しよう

REITといっても多くの商品があり、扱う不動産の種類も内容もさまざまです。どの商品にも一長一短はあり、リスクの程度や利回りはそれぞれ違いますから、商品の内容をよく知り、比較・検討するプロセスは欠かせません。
その上で、継続的に安定した利益が欲しいのか、あるいはリスクを取って高い利回りを狙うのか、あなた自身の性格やスタイルに合った商品を選んでいきましょう。