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2018.5.23

わかると差が出る
「信用リスクとは?」

金融商品には、さまざまなリスクがありますが、その中でも突発的に起こり、価格変動に大きなマイナス要因を与えるのが、「信用リスク」「流動性リスク」「カントリーリスク」です。
ここでは、信用リスクとはどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。

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信用リスクについて、詳しくは下記をお読みください。

信用リスクは企業や国に起こる

信用リスクとは、債券や株式を発行する企業などの財務状態が悪くなったりすることで、債務が回収できなくなることです。「デフォルト(債務不履行)リスク」といわれることもあります。
信用リスクが起こるのは、企業だけに限りません。国債などを発行している国も該当します。債券や株式などの発行体が、破綻をきたすことなどによって、投資した資金が戻ってこなくなるおそれがあれば、それらはすべて信用リスクとなります。
信用リスクが高まると、国や企業などが発行している債券や株式などの価格は下落していき、利息を支払えなくなる可能性が高くなります。また、発行体が破綻や倒産をすれば、元本も回収できなくなりますので、信用リスクの見極めが重要になります。

信用リスクのある金融商品とは?

債券・株式といった金融商品には、多かれ少なかれ、何らかの信用リスクが存在しています。金融商品ごとの信用リスクについて見ていきましょう。

・国債の信用リスク
国債とは、国家が証券を発行して実施する借入金のこと。国債には、利率と償還期限が決められていて、購入者は利息を受け取ることができます。
国家が破綻する可能性は、ゼロではありません。現に2001年にはアルゼンチンの財政が悪化し、国家としてデフォルト宣言を発しました。最近では、2010~2015年にギリシャの財政がデフォルト寸前の事態となりました。

・株式の信用リスク
株式の信用リスクは、株式を発行している企業が破綻する、あるいは不祥事などによりその企業の株価が暴落することになります。また、経済情勢の変化により、業績が好調な企業であっても、破綻する可能性があります。

・社債の信用リスク
社債とは、企業が発行する債券です。どんなに業績が好調な企業でも破綻する可能性がありますから、社債には信用リスクが含まれているのです。

信用格付けとは?

信用リスクの高低の判断は、金融のプロでも難しいところがあります。発行体自身が「信用リスクは低い」と公言したとしても、それは判断の材料にはなりません。そこで、客観的な視点から判断するために、「信用格付け」という指標があります。
格付会社は、国や企業の信用リスクを評価して、各社それぞれアルファベットや数字で示します。
例えば、大手格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)は、「AAA」が最上位となり、「AA」「A」といったように続き、最下位の「D」まで細かくランク付けされます。同じく、大手格付け会社であるムーディーズでは、「Aaa」「Aa1」「Aa2」といったように続き、最下位が「C」となります。
信用格付けは、一般に公開されていますので、国や企業などの金融商品を扱う場合に参考にできます。

信用リスクを把握しておこう

株式や債券などに投資をするときには、その発行体である国や企業などの信用リスクを気にしておく必要があります。信用リスクの特徴を把握しておきましょう。