2022年4月から、高校で金融教育が始まりました。成人年齢が18歳に引き下げられて、クレジットカードの保有、自動車保険の契約など金融に関する様々な契約が親の同意なしにできるようになり、若年期からの金融リテラシー向上の重要性が高まっています。高校では実際にどんな内容を学ぶのかを知り、保護者も一緒に自身の金融リテラシーを見つめ直し、今後の生活に備えるきっかけとしてみませんか。
登場人物

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父:マサル 45歳
会社勤め。会社の同僚に資産運用を勧められているが、知識不足が理由でなかなか始められずにいる。

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母:クミ 42歳
パート勤務。高校での金融教育がスタートしたことを知って、自身も家計管理のために金融知識を深めたいと思っている。

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息子:ショウ 17歳
公立高校2年生。部活のサッカーに熱中しつつも、来年の大学受験のために勉強にも力をいれていかなきゃと考えている。

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娘:リカ 14歳
公立中学2年生。ピアノとバレエが得意。
日本では以前から「お金のことを話すことは下品」というような風潮があったため、経済について学ぶことはあっても、金融知識を得る機会はあまり持てなかったのではないでしょうか。日本人は投資より貯蓄という傾向が強いと言われていますが、正しい知識がないままではトラブルに巻き込まれる可能性もあり、なかなか投資に踏み切れないのも当然です。しかし、低金利が長く続いており、雇用の安定性も揺らいでいる中、資産形成の必要性は高まっています。
高校で学ぶ「金融教育」の内容は、基本的かつ具体的なものです。その内容を知ることで、ご自身の知識が不足している部分を補い、今後の生活や資産形成に役立ててみてはいかがでしょうか。
次回のテーマは、「家計管理とライフプランニング」
将来を設計するライフプランニングと、それを実現するための家計管理を学びましょう。
あなたはできてる? 家計管理と今後のライフプラン設計
金融教育ワンポイント!
※2022年6月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。