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ロスジェネ世代のマネー事情ロスジェネ世代のマネー事情

2020.1.22

#2 ロスジェネ世代おひとりさま女性のお金のリアル

リアルなライフスタイルを直撃! ロスジェネ世代のマネー事情

30代後半から40代後半を迎える人たちを指す、ロスジェネ世代。バブル崩壊後の長引く景気低迷による「“超”就職氷河期」を経験してきた世代です。

苦労してきたゆえに身についた、堅実で地に足がついたライフスタイルには、人生100年時代を生き抜くヒントがつまっているようです。

そんなロスジェネ世代のリアルなマネー&ライフについて、座談会を通じて解き明かす本企画。第2回目は、ロスジェネ世代のおひとりさま女性3名が登場。自分のライフスタイルと価値観を大切にしている彼女たちのマネー観や結婚観など、リアルな本音を聞き出しました!

座談会出席者

Aさん
42歳。会社員で経理を担当。年収600万円。
・家族構成:母(70歳)と姉(45歳)の3人暮らし(父は地方に居住)。
・資産運用歴:約1年。株と投資信託など。きっかけは、親が投資をやっていたため。
Bさん
42歳。通販小売業の事務。ひとり暮らし。年収450万円。
・家族構成:ひとり暮らし。
・資産運用歴:外貨預金は5年くらい。iDeCoと投資信託は1年ほど。資産運用について詳しくないため、銀行の窓口で相談して紹介してもらった、手放しでしっかり貯まる積立型の商品を選んでいる。
Cさん
46歳。医療サービス勤務。年収730万円。
・家族構成:ひとり暮らし。
・資産運用歴:5年くらい。投資信託、国債。そのほか、財形(勤労者財産形成制度)や定期預金でもしっかり積み立てている。

仕事とお金、結婚観……揺れ動くおひとりさま女性のリアル

お金も時間も自分のために使え、何をしても自己責任なのが独身のメリット。 (Cさん)
−「“超”就職氷河期」を経験したロスジェネ世代。特に女性は、厳しい就活を強いられた人が多かったようです。皆さんの時はどうでしたか?
Aさん
私は大学で薬学部でしたが、薬剤師の仕事に興味が持てず、会社員を目指して就活。自力で一般企業を30社くらい受けまくり、苦戦しつつもなんとか内定をもらいました。
Bさん
短大卒で数十社を受け、内定の出たところにとりあえず就職。やりたい仕事ではありませんでしたが、選んでいる余地なんてなかったですね。結局4年ほどで転職しました。
Cさん
私の頃は特に厳しく、女子は資料請求すら返ってこないということがザラでしたね。私もなかなか決まらなかったので、短大を卒業後、別の短大の専攻科や大学の聴講生を経て、結局6年後にようやく就職。100社近く受けましたが、内定をもらったのは1社だけでした。
−聞きしに勝る厳しい就活戦線だったのですね。現在は独身の皆さんですが、結婚についてはどんな風に考えていらっしゃいますか?
Aさん
結婚願望はすごくあります。今は婚活アプリを使って積極的に結婚相手を探している最中。結婚したらライフスタイルが変わる可能性もあるので、そのときには転職も視野に入れています。
Bさん
30代前半までは婚活をしていましたが、今はマイペースでの暮らしが快適なので、結婚したい気持ちと「このままでいいや」という気持ちが半々かな。良いご縁があれば……という感じですね。
Cさん
私も今の仕事にやりがいと生きがいを感じているので、わざわざライフスタイルを変えてまで結婚する気はあまりないですね。お金も時間も自分のために使えるし、何をしても自己責任なのが独身のメリット。今後もし結婚するなら、お互い対等な立場で話ができる人がいいなあ。
Bさん
自分のペースで生きられるのは独身の特権ですよね。反面、世間の目が気になることもあります。特に今は、社会のなかで働くママにスポットが当たりがちなので、モヤモヤしたり、居心地の悪さを感じたりすることも……。この先ひとりで生きていくなら、やはりお金は大事だと思うので、やりがいと収入アップを求めて、転職を考えているところです。

“貯まる仕組み”でマイペースに貯蓄を増やす

iDeCo、外貨預金、投資信託は自動引き落とし。お金のことを忘れて過ごせるのが良い。(Bさん)
− シングルの場合、自由にお金を使えるイメージがありますが、皆さんの家計の状況はいかがでしょうか。
Aさん
手取りは40万円くらい。実家暮らしなので生活にはゆとりがあり、きちんと把握していませんが、半分くらいは貯蓄に回せていると思います。舞台やミュージカルの観劇に月1〜2万くらい使う程度で、特に浪費はしませんね。お昼もお弁当を作って持っていきますし。
Bさん
手取り30万円のうち、7~8万円を貯蓄に回します。iDeCoと外貨預金に1万円ずつ、投資信託に5万円、残りが預金です。すべて自動で引き落としにしているので、お金のことを忘れて過ごせるのが良いところ。趣味は、大好きなアーティストのライブ観戦。チケットやグッズ代などで月1~2万円くらい使いますね。
Cさん
うちの会社は、今どき珍しく現金支給なので、給料が出たら先にお金を振り分けます。財形分などが差し引かれた手取り30万円のうち、半分の15万円を定期預金や国債、投資信託などに先取り貯蓄し、残りは生活費ですね。一番使うのが飲み代で、月3万円かそれ以上。その分、ランチはお弁当と水筒を持参し、自炊で食費を節約しています。昔は、年3回ほど海外旅行に行くのが趣味だったけれど、今は仕事が忙しく、なかなか行けないのが悩みですね。
− 皆さん、投資をされていますが、きっかけはなんだったのでしょう?
Bさん
海外旅行で余ったドルを銀行に持って行ったときに、外貨預金をすすめられたのがきっかけです。それ以来、資産形成はすべて銀行に相談し、アドバイスをもらっています。お金のことは苦手なので、“手間がかからない”“比較的低リスクでほったらかしにできるもの”を選び、iDeCoと投資信託で積み立て中。年1回記帳するときに、貯まっているのを確認し、ニンマリするのがひそかな楽しみです(笑)。
Cさん
私の場合は、会社に出入りしている銀行の方にすすめられ、投資信託と国債に1万円ずつ積み立てています。ほかにも、NISAや預金などで貯蓄をしていますね。
金融商品を選ぶ基準はいろいろありますが、おすすめする人が信頼できるかどうかも私にとっては大事なポイントです。
Aさん
親がもともと株をやっていたため、投資には興味があり、最近、株と投資信託をはじめたところです。自分が愛用している洋服ブランドの銘柄を買い、株主優待も楽しんでいます。分散投資をしてリスクを抑えるように気をつけていますね。

老後を見すえ、「おひとりさまネットワーク」を模索中

老後を楽しく過ごすカギは、やはり“お金”と“友達”では?(Aさん)
− おひとりさまが老後を楽しく生き抜くために、どんなことが必要だと思いますか?そのために現在準備していることがあれば教えてください。
Aさん
やはり“お金”と“友達”ではないでしょうか。周りに独身の友達が何人かいるので、今のつながりを大事にしていくつもりです。
Bさん
信頼できるおひとりさまの仲間は重要ですよね。私も老後に向けて“おひとりさまネットワーク”を作り、つながりを深めているところ。今は3人のメンバーと食事や遊びに出かけたりしています。独身同士なので気兼ねなく話ができて楽しいし、価値観も合うからラクですね。
Cさん
できれば55歳くらいでアーリーリタイアをして、地元で社会貢献につながるような活動をしたいと考えているところ。まだぼんやりとした目標ですが、ヘルパーなどの資格を取ってお年寄りをサポートする仕事も良いですね。今はその準備段階として、地元に帰ったときに地域の集まりに積極的に顔を出し、交流を持つようにしています。
Aさん
将来に備え、資産運用についてきちんと勉強したいと思っているところです。いつもネットで情報収集しているけれど、専門家の意見やアドバイスがほしいと思うことも。Bさんが銀行で資産運用の相談に乗ってもらっていると聞き、興味がわきました。私も一度行ってみようかな。
Bさん
お金のことってなかなか人に相談できないですもんね。私の場合、誰かに説明してもらうほうが理解しやすいし、老後までのシミュレーションをしながら自分に合ったものをアドバイスしてもらえるので安心感があります。お金は、人生のピンチを助けてくれるものだと思うので、未来の自分のためにもしっかり貯めていきたいですよね。
Cさん
私たちが老後を迎える頃は、年金の受給開始が70歳くらいになりそう。宝くじでも当たればいいけど(笑)、コツコツとしっかり貯めていくしかないですね。

ほったらかしでも貯まる仕組みと、信頼できるネットワークをつくろう

独身ならではの自由なライフスタイルを満喫しているロスジェネ世代のおひとりさま女性たち。“お金のことは苦手”と言いつつ、親や知人、銀行の窓口など、さまざまな人からノウハウを得ながら、着実に貯まる仕組みをつくることで、無理なくマイペースに資産を形成中。
老後に向け、資産運用に関する知識を深めつつ、「おひとり様同士のネットワーク(人脈)」を作ることで、ひとりでもハッピーに生きていけるような人生を構築している前向きな姿に、人生100年時代を楽しく生きるヒントが隠されていました。

※2020年1月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

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