
ロスジェネ世代のマネー事情
2020.1.29
30代後半から40代後半を迎える人たちを指す、ロスジェネ世代。バブル崩壊後の長引く景気低迷による「“超”就職氷河期」を経験してきた世代です。
苦労してきたゆえに身についた、堅実で地に足がついたライフスタイルには、人生100年時代を生き抜くヒントがつまっているようです。
そんなロスジェネ世代のリアルなマネー&ライフについて、座談会を通じて解き明かす本企画。第3回目は、ロスジェネ世代の夫婦3組が登場します。
3組とも子どもがいないため、比較的お金が貯まりやすい世帯。夫婦の家計管理の方法やお互いの資産をどこまで把握しているかなど、夫婦のリアルなお金事情を深掘りしました!
会社員の夫(48歳)、パート勤務の妻(55歳)
・家族構成:夫と妻の2人暮らし
・世帯年収:600〜800万円
・資産運用歴:5年程度。株、投資信託、定期預金。運用と管理は夫が行う
− 旦那さんは学生時代から投資をされていたとのことですが、きっかけがあったのですか?
特にはないのですが、単純に興味があって。やはりお金に働いてもらうことは大事。現金を寝かせていても増えるわけではありませんからね。将来的に年金を補填して、経済的な自由を得るのが目的です。投資では、利回りがよく、配当が4%以上のものを選びます。株主優待で化粧品やコーヒーなどの生活必需品をもらえば、生活費も浮きますしね。
毎月、貯蓄15万円のうち、10万円を定期預金に回し、残りの5万円を株や投資信託の資金にします。
現在の資産額は1,000万円ほど。定期預金が500万円、株が100~200万円、投資信託に300~400万円。株は、株価の動きを見ながら安い時期に一括で購入します。ただ、やはりリスクが大きいので、今後は投資信託の割合を増やしてリスクを分散させる予定です。
- Cさんご夫婦はいかがですか?
まだ仕事で独立して1年なので、今は普通預金のみ。投資は余裕資金ができたらやってみたいですが。
- マイホーム購入と結婚資金でまとまった額を使われたと思いますが、それでも総資産2,000万円は持っていらっしゃるということですよね?
―なんと、隠し財産が!? 夫婦仲に影響しても責任がとれませんが大丈夫でしょうか(笑)。
- ロスジェネ世代は、親の介護に直面する年代でもあります。支援について夫婦で話すなど、準備をしていますか?
父が特別養護老人ホームに入っています。必要であれば金銭的な支援はするつもり。夫婦で話し合って決めました。
※要介護1:立ち上がりや歩行が不安定。日常の中で排泄や入浴などに部分的な介助が必要な状態。
※2020年1月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。
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