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2022.6.22 更新

低金利が続く日本では預金でお金が増やせない

現在の日本の銀行預金は、超低金利と言われています。海外と比較しても低金利の日本で、どうやってお金を増やしていけばよいのでしょう。

100万円を1年間預けても16円しか利息が付かない

約30年でこんなに変わった! 100万円を1年間預けた場合の利息
※2022年6月時点の三井住友銀行(2001年3月以前は旧さくら銀行)の定期預金(1年もの)の店頭金利および現在の源泉徴収をもとに算出しています。
※上記のデータ・分析などは過去の一定期間の実績に基づくものであり、将来の投資成果および市場環境の変動などを保証もしくは予想するものではありません。
1991年では、定期預金の金利が年5.68%ついていたので、100万円を預けた場合、年間45,440円(税引後)の利息収入が得られました。日帰りなら家族旅行ができるくらいの収入です。一方、2022年6月時点の定期預金の金利が年0.002%なので年間16円(税引後)しか利息収入が得られません。

海外の政策金利は日本より高くて利息収入が見込める

世界各国の政策金利
※2022年5月現在の情報をもとに筆者作成。
一方、各国の政策金利を見てみると、米国が0.75~1.00%、中国は3.70%であるなか、日本は短期金利で-0.10%、長期金利も0.00%という超低金利です。

また、南アフリカが4.75%など、国別GDPランキングで上位のアメリカや中国、日本より政策金利が高い国が少なくありません。

こうした金利差から、より金利の高い外貨預金で運用する方法もあります。ただし、超高金利の国は経済状態に問題を抱えていることもあるので、慎重に検討しましょう。

また、外貨預金は為替変動リスクや為替手数料なども理解したうえで行う必要があります。為替リスクを軽減するには、外貨預金の積立という方法もあります。

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「つみたてNISA」や「iDeCo」で長期投資を

低金利の中、資産を増やすことを考えるのであれば、毎月一定額を投資信託で積み立てる、長期的な資産形成の方法もあります。

たとえば、「つみたてNISA(積立NISA)」や「iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)」といった制度を活用するのも、1つの選択肢です。制度の特徴は、長期・積立・分散投資ができることです。

毎月の積立額は金融機関によって異なりますが、1万円以下でも運用を始められるところも多く、さらに積立は自動で行われるため、投資初心者にも始めやすく、続けやすい制度だといえます。

また、世界中のさまざまな銘柄に分散投資することで価格下落のリスクを抑えつつ、世界経済全体の長期的な成長の恩恵を受けることで、リターンを期待できます。

「つみたてNISA」は長期的な資産形成ができるよう、国が用意した非課税制度です。投資をして得られる分配金や売却益には約20%の税金がかかります。しかし、「つみたてNISA」口座で投資をすれば、年間40万円までの新規投資分は、最長20年間、利益に税金がかからないというメリットがあります。

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「iDeCo」は、公的年金にプラスして任意で加入する私的年金制度です。加入は60歳までですが、60歳以降も社会保険に加入しているか、自営業者などで60歳以降に国民年金に任意加入する場合などは65歳まで加入でき、毎月一定額で投資信託などを積立投資します。

毎月の掛金は所得控除の対象となるほか、一時金や年金で受け取る際にも税優遇があり、多くは非課税で受け取れるというメリットがあります。

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個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」

ここがポイント

低金利が続き、預貯金だけではお金が増やせない日本。世界的な物価上昇に負けないためにも、資産運用を行うことは大事です。将来に備える方法として、外貨預金の積立、つみたてNISA、iDeCoなどを活用して長期での資産運用を始めてみてはいかがでしょう。

※この記事は2017年12月11日に公開した内容を、2022年6月22日に変更して掲載しています。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

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