見る。考える。資産運用

2017.12.27

#6景気の波にどう立ち向かう?

金融商品にはリスクがあり、リスクの大きさによってリターンの大きさも異なるというのが「#5 切っても切り離せないリスクとリターンの関係」でした。では、どんなときにリターンが増減するのか、それは景気の局面ごとに増減します。実は金融商品ごとに増減するタイミングが異なっているのです。

値動きのタイミングは金融商品で異なる

株式と債券の価格変動の違い 好景気 株式の価格が上がりやすい 不景気 債権の価格が上がりやすい

「株式」は景気が回復し始めると価格が上昇するのに対して、「債券」は景気が停滞している不景気の状態で価格が上昇する傾向があります。値動きのタイミングは金融商品で異なることを覚えておきましょう。

※イラストは、一般的な特徴を述べたイメージであり、常に上記のような特徴が示されることを保証するものではありません。

運用商品を分散すれば安定したリターンが期待できる

不景気に強い債券と、好景気に強い株式を組み合わせることで、リターンの平準化が期待できます。「平準化」とはリスクを小さくして、大きなリターンも発生しない代わりに、大きな損失を被らなくなることを言います。

投資先を一つに集中してしまうと、景気変動などによってその金融商品が値下がりしてしまった場合、期待していたリターンが得られない可能性があります。一方、投資先を複数にしておけば、一つが大きく値下がりしても他の商品でカバーでき、リスクを抑えることができます。

1つに投資した場合・・・ ひとりが転ぶと一度に大きなダメージを受けてしまう! 複数に投資した場合・・・ ひとりが転んでも全部がダメになることを避けられる!
ここがポイント ここがポイント

値動きのタイミングは金融商品ごとに異なります。運用商品を分散することで、リスクを抑えることができます。



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