見る。考える。資産運用
2018.2.14
一般的な株式や債券と違い、あまり聞き馴染みのないリート(REIT)。リート(REIT)は不動産投資信託(Real Estate Investment Trust)の頭文字をあわせたものです。ここでは、実物の不動産投資との違いを中心にリートの特徴をご紹介します。
リートとは、複数の投資家から集めた資金を不動産等で運用し、その配当金を得る投資信託商品です。複数の不動産物件に分散して投資ができるので、ひとつに偏らずに安定した収益が期待できます。
対して、不動産投資は実物の不動産を購入し、大家となってその賃料収入をもとに運用していきます。アパートやマンションを一棟購入して大家になることは、大きな賃料が期待できますが、入居率が低下した場合に借金だけが残ってしまうなど大きいリスクもあります。
個人投資家が不動産に投資を行うには様々な制約があり、身近な投資対象ではありませんでした。そんな不動産投資を身近なものにしようと考え出されたのがリートなのです。
また、不動産の賃料は物価の上昇に合わせて上がっていく傾向にあるので、インフレに強いのもリートの特徴です。ただし、景気が悪くなり賃料収入が得られなくなると、配当金が減少してしまうリスクがあることも、忘れないようにしましょう。
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