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2020.9.9

#40 家に眠る不要品、1人あたり28万円!? 断捨離して貯蓄体質に!

家に眠る「お金の芽」を探してみませんか? 皆さんの家にも、「価値ある不要品」が眠っているかもしれません。

上手に断捨離しながら、お金に換えるノウハウを身につければ、一石二鳥。インターネットを使って、家にいながら利用できるサービスも豊富にあります。

不要なものは手放し、本当に必要なものを大事に使うことで、「貯蓄体質」をめざしませんか?

あなたの家に、「価値ある不要品」が眠っていませんか?

タンスのこやしになっているサイズアウトした洋服や、いただきものの食器。買っただけで読んでいない本。家の中を探すと、価値ある不要品がきっと眠っているはず。

「みんなのかくれ資産調査委員会(主催:株式会社ドリル)」が2018年11月に発表した調査試算によると、日本の「かくれ資産」(=不要品)は総額約37兆177万円。

1世帯あたり平均約70万円で、1人あたりでは約28万円と推計されています。
かくれ資産構成比
出典:みんなのかくれ資産調査委員会「日本の家庭に眠る“かくれ資産”調査」
約28万円の内訳は、多い順に「服飾雑貨」約11万7千円、「書籍・CD・ゲーム類」約6万1千円、「家具・家電・雑貨」約5万1千円、「ホビー・レジャー」約3万9千円、「美容・健康」約1万2千円。

金額はあくまでも試算ですが、皆さんの家にも活用されていない不要品が眠っている可能性は大です。早速、本棚やクローゼット、机の引き出し、食器棚をはじめ、部屋の中をくまなく探してみましょう。「お宝」がざくざく発掘されるかもしれません。

不要品をお金に換える方法とは?

家に眠るお宝(不要品)を発掘したら、次は、どうやって買ってもらえるかを考えましょう。忙しい人でも利用できるよう、家にいながらできる方法を3つ紹介します。

①オンラインの買い取り専門店
手間も時間もあまりかけずに売却したい場合は、買い取り専門店が向いているでしょう。インターネットを使って、オンラインでやり取りをし、品物を宅配便で送るサービスが増えています。通常、利用料や手数料はかかりません。

売却額は店側の基準で決まるため、思っていたより買い取り額が低くなる場合もあります。

②ネットオークションの出品
オークションサイトで、自分が出品者となって売る方法です。

オークションの開始金額と期限、最低落札価格(その金額以上でなければ取引が成立しない価格)を決めて出品します。

後述するフリマアプリとは異なり、価格は購入者が決めて入札(購入のエントリー)するのが特徴です。入札する人は、前の入札者よりも高い金額で入札する必要があり、最終的に最も高い価格を付けた人が落札(購入)できる仕組みです。

レアものやコレクターズアイテムなど、人気がある品は複数の購入者が競争して価格が上がっていき、高く売れる可能性があります。一方で、最低価格が高すぎると入札がないことも。

商品に関する問い合わせへの対応や、売れたときの梱包や配送を速やかに行う必要があります。また、オークションサイトによって異なりますが、通常、利用料や手数料がかかります。

③フリマアプリに出品
インターネット上のフリーマーケットに参加する方法です。アプリをダウンロードして利用します。

売りたい品物の写真を撮って、フリマアプリで出品し、あとは売れるのを待つだけです。
ネットオークションと違って、売りたい金額を自分で設定できるのが特徴。その価格で誰かが購入してくれた時点で契約成立となります。

未使用品に限らず、本や使い古した衣類、日用品などでも売りやすい傾向に。
商品への問い合わせや値引き交渉への対応、売れたときの梱包や配送などを速やかに行う必要があります。
通常、売上の1割程度の手数料がかかります。

買うときから意識したい! 高値で売れるお宝とは?

では、家の中に眠る「お宝」には、どのような品が高値で取引されやすいのでしょうか。高く売るポイントとともに押さえておきましょう。

ブランド品
ブランドのバッグや靴、時計などは高値が付きやすい傾向に。故障していたり、多少汚れていたりしても値段が付く場合もあります。相場を調べて、最低金額を決めて売りましょう。箱や袋などを捨てずにとっておくのもポイントです。

貴金属
貴金属は、ブランド品でなくても売りやすいお宝。
金やプラチナなどであれば、壊れたものや片方がなくなったイヤリングやピアスも、素材として買い取ってもらえます。ダイヤモンドなどの鑑定書は捨てずに保存しておきましょう。

洋服
フリマアプリで販売しやすいアイテム。季節に合った出品をするのがポイントです。未使用品はタグをつけたまま、使用品はクリーニングに出すかアイロンがけをして出品しましょう。傷や汚れは、写真を掲載するなど、事前に告知することでトラブル予防に。

家庭用ゲーム機・ソフト
人気のゲーム機なら、一部壊れている場合も値段が付きやすい傾向に。中性洗剤などで掃除して出品することが、高めに売るポイント。購入時の箱があれば、より値段が付きやすくなります。中古ショップなどで相場を把握して、売り方を考えましょう。

家電・家具
冷蔵庫や電子レンジなどの家電、ベッドやソファー、本棚などの家具も、価格を安くすればニーズがあります。特に、引っ越しシーズンの3~4月などが売りどき。家電はマニュアルも付けることがポイントです。サイズが大きいものは送料に注意しましょう。

本・CD・DVD
急ぐ場合は買い取り専門店がおすすめですが、時間がある場合は、フリマアプリでじっくり販売すると、より高値で売れる可能性があります。CDやDVDはキズなどを確認し、ケースやカバー、特典などを付けた状態で販売しましょう。


発掘したお宝(不要品)は、上手に売却しながら断捨離することで、お金になるとともに、家の中も気持ちも整理されてスッキリするでしょう。

今後は、自分にとって本当に必要なものを厳選して買うようにすれば、自然と無駄遣いが減り、貯蓄に回せる資金も増えます。

また、将来、売るときをイメージして買うのも手です。たとえば、ブランドものの時計やバッグ、子ども服などは、時間が経ってからも高値で売れるというメリットもあります。買ったものは丁寧に保管し、箱や備品、マニュアルなどを捨てずにとっておくことも大事です。

家の中の断捨離を機に、無駄遣いをしない「貯蓄体質」へと体質改善しながら、将来の資産形成にも目を向けてみてはいかがでしょう。

※2020年9月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

執筆:豊田 眞弓(とよだ まゆみ)
ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、相談診断士。FPラウンジ代表。マネー誌ライター等を経て、94年より独立系FP。現在は、個人相談のほか、講演や研修講師、マネーコラムの寄稿などを行う。6カ月かけて家計を見直す「家計ブートキャンプ」も好評。短大非常勤講師も務める。「50代・家計見直し術」(実務教育出版)など著書多数。座右の銘は「今日も未来もハッピーに!」。
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