HOME > 年金用語辞典 > 年金の種類~図解で早わかり! 年金の種類はどのようなものがある?~

年金用語辞典年金用語辞典

2020.3.31

年金の種類~図解で早わかり! 年金の種類はどのようなものがある?~

年金の種類~図解で早わかり! 年金の種類はどのようなものがある?~
年金には様々な種類があります。「国民年金」や「厚生年金」だけではなく、「企業年金」や「iDeCo(イデコ)」など私的年金といわれるもの、老後だけではなく「障害年金」や「遺族年金」など特定の状況で受け取ることができるものもあるのです。名前くらいは聞いたことがあるけれど、実際はどのような仕組みなのかよくわからないという方も多いでしょう。

そこでこの記事では、年金の種類について詳しく解説していきます。将来の年金を受け取る準備として、年金にはどんな種類があるのか、この機会に正しく理解しておきましょう。

年金の種類はたくさん! 違いを知って、将来に備えよう

・国からもらえるもの、企業からもらえるもの、自分で準備するものがある

年金は、公的年金と私的年金に分かれます。 
公的年金とは国が用意する年金のことで、国民年金や厚生年金などを指します。多くは老齢年金という形で受け取りますが、状況によっては障害年金や遺族年金という形で受け取ることもあります。

一方、私的年金とは、企業が福利厚生として用意する年金や、個人が自分で用意する年金のことで、企業年金や個人年金保険、iDeCo(イデコ)などが挙げられます。

老後に不安を感じる方は、安心を得るために私的年金を活用することが多いです。私的年金には、自分で運用方法を選んで掛金を運用するものもあり、運用成績によっては受け取る年金額が増える可能性もあります。

公的年金には「1階建て」と「2階建て」がある

・会社員か自営業か、職業でもらえる年金が変わる

公的年金は、よく1階建てと2階建てに分けて説明されます。まずは以下の図を確認してください。
年金制度
※厚生労働省「公的年金の仕組み」を基に、株式会社ぱむ作成
1階部分は「国民年金」です。基礎年金とも言い、20歳以上60歳未満の日本にいるすべての国民が加入するものです。

これに対して会社員や公務員が加入するのが厚生年金で、老後を迎えると国民年金に加えて受け取れます。厚生年金は、所得に応じて厚生年金部分の保険料が決まります。そのため、国民年金のみ加入していれば「1階建て」、厚生年金に加入していれば「2階建て」と呼ばれているのです。

厚生年金加入者でさらに企業年金やiDeCoといった私的年金も加入している方は、「3階建て」の年金制度を利用していることになります。

自分がどの被保険者に該当するかによって、加入する年金が異なることがわかります。

・一覧表でわかる! 公的年金はいつどんなお金がもらえる?

次に、対象者別に受け取れる年金の種類を表で説明します。
公的年金の種類
※厚生労働省「公的年金制度の概要」を基に、株式会社ぱむ作成。
わたしたちが受け取るのは、老齢年金が基本と考えて良いでしょう。その上で、障害が残ってしまったらもらえる障害年金、遺された家族がもらえる遺族年金というように、状況によってもらえる年金があるという仕組みになっています。

「自営業・学生など」の欄にある寡婦年金は少し特殊な年金です。
自営業など第1号被保険者として保険料を10年以上払った夫が亡くなった場合、遺された妻が60歳から65歳まで、夫の老齢基礎年金の4分の3の金額をもらえるものです。
ただし夫が障害年金や老齢年金を受け取っていた場合や、妻が自身の老齢年金をすでに受け取っている場合には寡婦年金は受け取れません。


老齢年金の受け取り額の平均は、国民年金であれば月約5万5,000円、厚生年金であれば月約14万5,000円です。これらはあくまで平均であり、実際の加入実績や将来の見込み額を知りたい場合は、ねんきん定期便を確認することをおすすめします。
ねんきん定期便には、過去の年金の加入記録と、年金の見込額が記載されています。ねんきん定期便の詳しい見方はこちらの記事を参考にしてください。

【関連サイト】老後のマネープラン考えていますか? 「ねんきん定期便」の見方


公的年金の金額を知ることで、私的年金に加入するかどうかを決めることができます。自分の将来に関わることですから、定期的にチェックしておきましょう。

私的年金も活用して将来に備える!

・iDeCo(イデコ)や個人年金保険で老後資金の上乗せを!

ここでは私的年金のことを詳しく知りたい方のために、代表的な私的年金の種類と特徴を解説します。

【企業年金】
企業年金とは、企業が独自に定める私的年金です。福利厚生の一環として用意されており、企業年金がない企業もあります。企業年金の有無や種類は、勤務先の人事や労務部門に確認しましょう。

【国民年金基金】
国民年金基金とは、自営業者やフリーランスなどの方が、国民年金の上乗せとして加入できる年金制度です。公的な制度ではありますが、任意加入です。公的年金が会社員や公務員などは2階建てであることに対して、自営業者などは1階建てであるため、その差を埋めるためにある制度です。

【iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)】
iDeCoとは、自分で掛金を支払い、自分で運用し、原則60歳以降に受け取る私的年金です。掛金を支払うとき、運用中、受け取るときの全てで税制の優遇が受けられます。節税しながら、老後を少しでも安心できるようにしておきたい方に向いている私的年金と言えるでしょう。

【個人年金保険】
個人年金保険とは、保険会社が販売する私的年金です。一定の保険料を支払うことで、老後に年金を受給できます。個人年金保険は生命保険料控除の対象となっているため、節税効果があります。

まとめ

年金には様々な種類がありますが、大きくは国からもらえる公的年金と自分で用意する私的年金に分かれます。さらに加入目的や加入者の職業によって受け取る年金が変わるため、自分がもらえる年金は何かを把握しておく必要があります。

現時点での公的年金額について知りたい方は、ねんきん定期便をチェックしましょう。ねんきん定期便を見ることで、年金の加入記録と年見込額を知ることができます。

将来に備えるなら、国からの公的年金だけに頼るのではなく、自分で用意する私的年金を検討するのも良いでしょう。この記事で紹介した内容を参考に、自分の老後のプランについて、今一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。

※この記事は2019年12月時点の情報を基に作成しています。今後、変更されることもありますのでご留意ください。
記事提供元:株式会社ぱむ

HOME > 年金用語辞典 > 年金の種類~図解で早わかり! 年金の種類はどのようなものがある?~