おひとりさまシニア
2019.8.21
定年後のおひとりさまシニアは、どんなライフスタイルを送っている? ひとり暮らしのお金の心配ごとは?
人生100年時代と言われるいま、長い目で見れば、誰しも可能性のある「老後のひとり暮らし」。この企画では、意外と知る機会の無いその実態を、実際にひとり暮らしをするシニアの方への座談会を通じて、解き明かします。
第2回は、おひとりさまのまま気楽なシニア生活を楽しんでいる女性4名が登場。女性は平均寿命が長く、老後期間も長いため、第1回のシングル男性とは、ひと味違う視点を持っているようです。
63歳。公務員からはじまり、さまざまな仕事を経験。運送会社のコールセンターを60歳で定年後、半年ほど継続雇用で働く。現在は退職し、年金暮らし。関心事は「終活」。
72歳。生命保険会社を55歳で早期退職。臨時職員として1年間勤めたのち、親の介護をしつつパートタイムで1年ほど働き退職。現在は、ネコ4匹と年金暮らし。
65歳。航空会社を56歳で早期退職。その後、転職活動するも再就職はせず、求職中は失業給付や退職金などで生活費をやりくり。今は年金暮らし。趣味は一人旅。
66歳。元機械メーカー勤務。60歳で定年退職後、65歳まで再雇用で勤務。現在は年金暮らし。毎月の飲み会に忙しい。
− 皆さんが現役のころは、結婚して夫の収入に頼るのが一般的だった時代ですよね。老後資金についてはどう考えていましたか?
−ええっ!?
− 金融詐欺まで飛び出す衝撃の告白からのスタートとなり、やや動揺しています...。投資に前向きな皆さんですが、定年後の暮らしぶりについて教えていただけますか?
−その発言は、まだ早いのでは...。
− いろんなお付き合いで日々充実していて、孤独を感じる暇はないようですが、これからのセカンドライフを誰かと一緒に過ごしたいとか、縁があれば結婚したい...なんて願望はあるのでしょうか?
−だから、まだ早いのでは...(汗)。
− 色々と定年後の暮らしぶりを教えていただき、ありがとうございました。シニア生活をいきいきと楽しむシングル女性として、最後に後輩女性たちへのエールや、アドバイスを聞かせてください。
女性は保守的で、投資よりも預貯金で堅実に資産を守る...なんてイメージを見事に覆してくれた皆さんでした。刺激的な経験の数々も、ビットコインに興味を持つあたりも、いつまでも錆びない好奇心の表れ。最新のお金事情に関心を持ち続けることも、充実した生活を維持する秘訣なのかもしれません。結婚して家庭に入ることがスタンダートだった時代を一人で生きてきた女性たちはさすがにたくましく、取材に同行した20代女性の背筋も伸びていました。
※2019年8月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。
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