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2021.4.28

キャンプ場経営の夢に向け、10年以内に500万円を準備したい! 再婚夫婦でお互い養育費の収支がある2児のママ、ちょこさんの家計改善

キャンプ場経営の夢に向け、10年以内に500万円を準備したい! 再婚夫婦でお互い養育費の収支がある2児のママ、ちょこさんの家計改善

マネービバ3周年を記念して行われたInstagram投稿企画「マネービバ家計簿マラソン」。参加いただいた方への特典として抽選で3名の方に、ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんによる家計相談を受けていただきました。その家計診断の様子をレポートします。

ひとり目は、18歳と13歳のお子さんのママ、ちょこさん。ともに再婚というご主人とはキャンプが共通の趣味で、家計簿でお金を管理して叶えたい目標は「キャンプ場経営」とのことです。現在の家計について細かくヒアリングしながら、今からできるアクションプランを横山さんがアドバイスします。
ちょこさんのプロフィール

月の先取り貯蓄額は約10万円! 貯蓄率18%は、ほぼ理想的

横山
ちょこさんのInstagramの家計簿投稿を見て、頑張っているなと思っていました。家計について細かく伺っていきますね。
ちょこさん家族の収支状況①
ちょこさん家族の収支状況②
ちょこ

毎月のお給料から貯蓄分を先に取っておいて、残りはほぼ毎月使い切っていると思います。

横山

世帯の所得57万円に対して毎月約10万円を先取り貯蓄できていたら、貯蓄率は約18%です。一般的には20%が理想的だと言われていますが、現実的には17%ほどでも大丈夫。つまり、今はほぼ理想的な貯蓄ができていますね。

ちょこ

実は家計簿マラソンに参加するために家計簿をつけてみて、スマホ代が高いことを実感して見直したところです。来月から3台分が1年間無料になり、その後はデータ使用量にもよりますが、3台で3,000〜9,000円程度になる予定です。

横山
良い選択をしましたね! 一人当たりの料金だけを見ているとそこまで高くなくても、家族でまとめてみると携帯代は年間で大きな負担になることも。今は、大手携帯電話各社から格安プランを出していますし、格安SIMなどもあるので、比較・検討して自分たちに合うものを選ぶのが良いでしょう。
ちょこ
あと、私たち夫婦は、ともに再婚なので養育費の収支があるのですが、夫側の養育費・仕送りもあと数年後には負担が軽くなる予定です。
横山

その負担が減れば、もっと貯蓄できるようになりますので、家計管理は今のペースで続けていきましょう。あえて言えば、やや多いと思ったのが食費ですね。

ちょこ
食費では、ついコンビニやスーパーでお酒やおつまみ、お菓子を買ってしまいがちです。クレジットカードの明細を見ると、コンビニだけで月2万円使っていたことも!
横山

浪費を防ぐためには、食費の予算が月5万円ならそれを5週間に分け、週1万円の予算でやりくりしてみると良いですよ。使いすぎたら翌週の予算を減らし、余ったら翌週に繰り越ししても貯蓄に回してもOKです。

ちょこ
なるほど。あとは節約に無頓着な夫に、協力的になってもらいたいという悩みがあります。今はクレジットカードで自由に自分のものを買ってしまうので、多い月で5万円の請求があることも。
横山

そういう場合は、毎月のおこづかいの金額を設定してあげた方が、ご主人自身がコントロールしやすくなるという傾向がありますよ。毎月3万円と決めたらそれ以上は家計から出さないことを伝えておくのです。そして「スマホ代は家計から払うけど、ランチ代や洋服代はおこづかいから出してね」など、どういう支出をおこづかいに含めるか、ルールを決めておくとご主人もやりくりしやすいでしょう。

ちょこ
数字や使い途をはっきりさせておくのですね。
横山

そうです。あとは家計の話をする際に、つい責めるような口調になりがちなので、相談ごとをするスタンスでいることも大事です。目標額を共有し、「今、いいペースで貯められているよ」と伝えた上で、今後どうしたいかを少しずつ話してみてはいかがでしょう。

ちょこ
そうですね、やってみます。

夫婦の夢、キャンプ場経営のお金をどう貯める?

ちょこ
夫婦でキャンプ場経営をするのが夢なので、それに向けて10年以内に500万円を貯めるのが目標です。資産運用をした方が良いのか、預金などで貯めた方が良いか悩んでいます。
横山

家計簿に現在の資産額は約350万円と書いてくれていましたね。
私は生活費の約7.5ヵ月分〜1年分は、預金などの現金として持っていれば、あとは資産運用にまわしても良いとアドバイスしています。ちょこさんの場合は、46万円×7.5ヵ月分=345万円はすでに用意できているので、今後は投資をはじめても良いと思いますよ。

ちょこ
投資はしたいと思いながら、なかなかできていないです。今は月3,500円分だけ投資信託で積み立てています。
横山

投資信託の積み立ては資産形成に向いています。税制優遇のあるつみたてNISAやiDeCoといった制度も、選択肢に入れてみてはいかがでしょう。
つみたてNISAは、毎月40万円まで投資信託で積み立てでき、運用で得た利益が20年間非課税になるという制度です。もちろん、20年待たずとも、いつでも売却できるので、一部を10年後のキャンプ場経営の資金に充てるという考え方もできます。
つみたてNISAはいつもの銀行で始めると手続きが簡単です。

ちょこ
なるほど。
横山

資産運用のベースは、インデックスファンドをコツコツと積み立てるのが良いと思いますね。インデックスファンドは、日経平均やNYダウなどの指標に値動きが連動するような投資信託です。幅広く分散して投資ができ、運用のコストも比較的低く、さらに値動きが分かりやすいという特徴があるので初心者に向いています。
家計には関心の低いご主人も、「投資にもチャレンジしよう!」と伝えると、協力的になってくれるかもしれませんよ。

※インデックスファンド:日経平均株価やTOPIXなど、指標と同じ動きを目指す投資信託のこと。

ちょこ
それが……投資をはじめたいから、銀行で口座を作ってきてほしいと言っても、面倒くさがられてしまって。
横山

今はメガバンクも含めて、Webサイトから投資用の口座開設ができるようになっていて、わざわざ窓口に行かなくてもはじめられるようになっています。

ちょこ
そうなのですね、検討してみます! ところで、今は株価が高いという話を聞くので、投資をはじめるなら、もう少し待った方が良いのでしょうか?
横山

今からはじめるので、良いと思います。つみたてNISAなど、長期で投資信託を積み立てていくような場合は、経済の長期的な成長に投資をするという考え方なので、はじめるタイミングを見る必要はないと思っています。そしてはじめたら、長期で続けることが大事ですね。
長期で運用すると、値が上がるときも下がるときもあります。プラスとマイナスで打ち消し合うことで、値動きのリスクをトータルで下げることができ、安定的に資産を増やすことが期待できます。日々の値動きに一喜一憂しなくてもすむわけです。また、運用益を再投資すれば複利の効果が得られ、さらに運用額を増やすことも期待できますよ。
商品を選ぶ際は、日本の株だけでなく、外国の株の投資信託を組み合わせて、投資する資産のバランスを取るようにしてみてください。時間だけでなく銘柄を分散することで、さらにリスクを分散できます。

ちょこ
わかりました。ありがとうございます!
横山先生
<ちょこさんの夢を叶えるポイント!>
教育費や老後資金とのバランスを考えながら、夢を叶える一歩を踏み出そう。
財布の紐を締めて、しっかりと家計管理されているちょこさん。キャンプ場経営という夢を実現するために、資産運用をすべきか、預金でコツコツ積み立てていくべきかを悩んでいました。お話ししたように、すでにある程度の資産が貯まっているので、今後はさらに資産運用を行いながら、ぜひ夢を実現してほしいと思います。

たとえば、現在の預金額3万円と、スマホ代や食費の見直し、ご主人のおこづかい制への協力などで2万円を捻出したとして、毎月計5万円を想定利回り3%で10年間運用した場合では、以下のようなシミュレーションになります。
毎月5万円を10年間積み立てた場合のシミュレーション(運用利回り3%での試算)のグラフ
積み立てた金額(元本)合計600万円に、運用で得た利益(運用益)が約98万円加わり、合計約698万円になるという試算です。つみたてNISAで、ご夫婦それぞれ月3万円と2万円を積み立てていけば、運用益への税金もかかりません。

ただし、この10年間は、下のお子さんの教育費がかかる時期とも重なります。数年後には現在支払っている養育費の負担が減り貯蓄ペースが上げられる予定とのことですが、今のうちからお子さんの教育費にかかるお金を想定して準備しておくと安心です。

また、余裕が出てきたらiDeCoの税制優遇の枠も活用しながら、ムリのない範囲で老後資金の準備もはじめてほしいと思います。

※ 2021年4月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

執筆:横山 光昭

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