ポイントを徹底解説! 投資信託やってみた

2022.1.19

#2 投資信託の商品を選んでみよう!

投資信託の商品を選んでみよう!
「投資信託を買ってみたいけど、どうすれば良いかわからない」。そんな投資初心者に向け、投資デビューのための実践的な情報をお届けする本企画。「投資信託Q&A」で紹介した投資信託の口座開設から購入までの情報をもとに、実際のステップをご紹介します。

第2回では、ファンド(商品)の選び方を解説します。

※本記事は、三井住友銀行での投資信託の購入を想定して作成しています。

スマートフォンから探してみよう!

投資信託口座が開設されると、アプリの口座一覧に「投信」の項目が追加されます。ここからファンドの検索へ進めます。
三井住友銀行アプリの口座一覧
「投信」をタップして投資信託口座の画面を開きます。
三井住友銀行アプリの投信ページ
「投信メニュー」をタップすると「ファンド検索」の文字が出てくるので、タップして選択します。
三井住友銀行のWebサイト「ファンド・基準価格一覧」のページに進むので、ここから検索機能を使って、自分に合ったファンドを選んでいきましょう。

ファンド検索機能には「かんたん検索」と「通常検索」の2つがあります。

「かんたん検索」では、投資に対する5つの項目から、自分の投資に対する考え方に一番近いものを選ぶことで、条件に合ったファンドがリストアップされます。

「通常検索」では、ファンド名や投資対象、投資エリアなどの条件を設定して検索ができます。

具体的な商品が決まっていない人なら「かんたん検索」が便利です。
三井住友銀行Webサイトの「ファンド・基準価格一覧」ページ
表示された5つのボタンから、自分の投資に対する考え方に一番近いものをタップして、リストアップされたファンドをチェックしていきましょう。
ファンドの詳細ページ
●ここをチェック!
投資対象を把握しておこう!


三井住友銀行の検索画面では、ファンド名の上に投資対象が表示されています。「国内株式インデックス」「国内株式」「国内債券」「バランス」「海外株式インデックス」「海外株式」「海外債券」「その他」の8つの分類です。「その他」は、金などの商品に投資をするファンドのことです。

「インデックス」、「アクティブ」、「バランス」の詳細は『投資信託Q&A 投資信託の商品の選び方』の記事をぜひ読んでみてください。

希望する条件を指定して、ファンドを絞ってみよう!

購入するファンドが決まっている人や、「グローバルに投資するバランス型ファンドを購入したい」「リスクとリターンのバランスの良いファンドを選びたい」など具体的にイメージがある場合は、「通常検索」を選択しましょう。
三井住友銀行Webサイトの「ファンド・基準価格一覧」ページ
「絞り込み条件を指定する」機能を使って、ファンド名(キーワード指定)、運用会社、投資対象、投資エリア、投資リスクなどの条件を定めて検索ができます。
「絞り込み条件を指定する」機能
●ここをチェック!
気になったファンドは、お気に入り登録しておこう!


三井住友銀行のWebサイトでは、気になった商品を「お気に入り登録」することができます。条件を変えて検索しても、商品を見失わなくなります。

詳細をチェックして、購入するファンドを決めよう!

購入するファンドを決めるために、検索したファンドの詳細を確認しましょう。チェックするポイントは、次のとおりです。

①ファンドの種類
②ファンドの目的・特色
③投資リスク
④運用実績・純資産額
⑤手数料・信託報酬

これらの情報は、「交付目論見書」で確認できます。三井住友銀行のWebサイトでは、各投資信託のページの「お申し込み情報」から交付目論見書をダウンロードできます。交付目論見書から一部抜粋した内容をもとに解説していきます。
三井住友銀行Webサイトの各投資信託のページ
①ファンドの種類(商品分類・属性区分)
投資対象地域や投資資産(株や債券など)、ファンドの種類(アクティブ型/インデックス型/バランス型など)が記載されています。
ファンドの種類(商品分類・属性区分)
②投資信託の目的・特色
ファンドがどのような資産に投資するのか、どのような成果を目指しているのかなど、ファンドの基本的な特徴を確認できます。
投資信託の目的・特色
③投資リスク
ファンドの価値にあたる「基準価額」に影響を与えるリスクを確認できます。基準価額は何が原因で上下するのか、投資対象に海外資産が含まれる場合には為替リスクがあるのかなどが記載されています。
投資リスク
④運用実績・純資産額
ファンドの過去の実績を確認できます。基準価額、純資産、分配金の推移などが記載されています。
運用実績・純資産額
⑤手数料・信託報酬(手続き・手数料等)
購入・換金時の手続きや手数料・税金などについて確認できます。
特に、「信託報酬」は必ず確認しましょう。ファンドの保有中にかかり続ける手数料のため、長期的な収益率にも大きく影響します。
手数料・信託報酬(手続き・手数料等)
●ここをチェック!
ファンドの内容を理解してから購入しよう


購入の際は、ファンドの内容をしっかりと理解することが大切です。

リスクについて明確に理解できないなど、困ったことがあれば、金融機関のお客さまセンターや窓口で説明してもらうのもおすすめです。

まとめ

検索機能を上手に活用して、自分に合ったファンドを選ぼう

投資信託で資産運用を始める場合、自分の考えや目的に沿ったファンドを選ぶことが大切です。

三井住友銀行のファンド検索では、自分に合った商品を選びやすくなっています。上手に活用して資産運用に役立てましょう。

次回は、投資信託の購入のステップをガイドします。

【投資信託Q&A】「投資信託の商品の選び方」の記事はこちら

※2022年1月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

執筆:永井 志樹子(ながいしきこ)
編集プロダクション回遊舎にて、マネー誌の編集、執筆などを担当。現在はフリーライターとして金融メディアをメインに「難しいお金の話を身近に感じる記事作り」をモットーに執筆を行う。青山学院大学国際政治経済学部卒。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。
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