資産運用の先輩に聞く! 私の積立スタイル

2022.7.6

コロナで帰国を余儀なくされて……大学生のYさんが積立投資を始めた理由は、FIREや起業!?

コロナで帰国を余儀なくされて……大学生のYさんが積立投資を始めた理由は、FIREや起業!?
「積立投資の先輩」に突撃取材! 投資を始めたきっかけや商品の選び方、気になる運用益などに切り込む企画「#私の積立スタイル」。投資を始めた人の話とFPの高山先生のアドバイスに耳を傾ければ、きっとあなたにあった運用の形が見つかるはずです。

第7回は、現役大学生のYさんにお話をお聞きしました。コロナを機に留学先の大学から帰国したYさんは、「いつか配当収入を得ながら起業したい」という大きな野望があります。高山先生のアドバイスはいかに?

Yさん

22歳、大学生。海外の大学に留学していたが、コロナ禍で一時帰国。現在はオンラインで授業を履修している。母から投資に詳しいアドバイザーを紹介してもらい、つみたてNISAを開始。
ここがポイント!

START
留学先から緊急帰国。ある人物との出会いが、投資を始めるきっかけに

留学先から緊急帰国。ある人物との出会いが、投資を始めるきっかけに
――Yさんは高校卒業後、海外の大学に進学されたそうですね。

Yさん「はい。2019年に入学したのですが、新型コロナウイルスの拡大を受けて、2020年3月に帰国しました。今は実家で暮らしながら、オンラインで授業を受けています」

――留学前後でお金の使い方に変化はありましたか?

Yさん「まったくなかったです。子どものころからかなりの心配性なので、必要なものにはお金をかける一方、無駄な出費はなるべくせずコツコツと預金してきました」

高山先生「メリハリのある使い方をされてきたのですね」

Yさん「ありがとうございます。今はアルバイトをがんばっているので、ある程度自由なお金があります。美容や自己投資にお金をかけているほか、学費も自分で払っているんです」

高山先生「それはすごいですね!」
高山先生のワンポイントアドバイス
高山先生のワンポイントアドバイス
・学費や美容、自己投資と必要な部分にお金を使い、そうでないところは引き締める。メリハリある使い方をすることで、投資にも十分な金額を回せます。
・投資について聞けるアドバイザーがいると、とても心強いもの。わからないことや不安に思っていることを相談してみましょう。

HAPPENING
口座開設から銘柄選びまで、アドバイザーに聞きながらチャレンジ!

口座開設から銘柄選びまで、アドバイザーに聞きながらチャレンジ!
――積立投資を始めたきっかけは?

Yさん「帰国後に母が投資に詳しいアドバイザーを紹介してくれて、やってみようと思いました。普通預金だとほとんど利子がつかないし、いつか投資をしてお金を増やしたいという気持ちがあったので、ちょうど良いタイミングだったんです」

――それからすぐに投資を始めたのですか。

Yさん「はい。投資の知識がまったくない私に、アドバイザーが口座開設や入金の方法、銘柄選びなど丁寧に教えてくれました」

高山先生「初めての投資で、不安はありませんでしたか?」

Yさん「教えてもらいながら始めたので、不安はなかったですね。逆に、アドバイザーがいなかったら、怖くて一歩を踏み出せなかったかもしれません」

高山先生「投資について何でも相談できる方が身近にいらっしゃるのは、とても良いことですね」

Yさん「市場の動向についても教えてくれて、本当に感謝しています。たとえば、今後株価が下がる可能性が高いのかどうかといったことも、わかりやすく説明してくれるんです」

高山先生「とても心強いですね。その他にはどのように情報収集をしていますか?」

Yさん「SNSなどで投資関連の情報を読むことはあります。あとは、あるお笑いタレントさんがYouTubeで投資についてお話しされていて、FIREや起業にも興味を持ちました」

高山先生「まだ大学生でお若いのに、とても積極的に考えられているのですね!」
高山先生のワンポイントアドバイス
▼高山先生のワンポイントアドバイス
・初心者のなかには、口座の開設はしたけれど、何を買えばわからずそのままになっている方も少なくありません。まずはまずは気になる商品を少額から買うなど、行動に移してみることが大切です。
・最近では、SNSで投資の情報を集める方も増えています。その場合は、発信されている情報が正しいものか、十分に注意して活用するようにしましょう! また、一つの情報だけを信じすぎないことも大切です。

TURNING
米国株インデックスファンドに全力投入! スポット購入にも興味があって……

米国株インデックスファンドに全力投入! スポット購入にも興味があって……
――つみたてNISAはいつから始めましたか?

Yさん「2021年10月に口座を開き、11月から開始しました。アドバイザーに相談し、米国株インデックスファンドを毎月33,333円ずつ積み立てています」
YさんのつみたてNISAポートフォリオ
高山先生「一つの銘柄に集中されているのですね。たしかに、米国株インデックスファンドは人気が高いです。ただ、投資で重要な“分散”も意識するのであれば、債券など値動きが異なるものを組みこんでも良いかもしれませんね

Yさん「そうなんですか。実は少しお金にゆとりがあったので、今年1月に米国株インデックスファンドをスポット購入しました。ただ、買った直後に下がってしまって……。値動きを見るのが怖くなり、今はほとんど口座をチェックしていません」

高山先生「たしかに運用額が大きいと、その分下がるときも大きいので不安になりますね。これからもスポット購入は続ける予定ですか?」

Yさん「はい。今後はしっかり勉強したうえで購入したいと思っています。ただ、積立投資と違い、買うタイミングを自分で見極めなければならないのですごく難しいです」

高山先生「大きな金額をスポット購入するのは、個人的にはおすすめしません。気になる銘柄があるなら、まずは小額から挑戦すると良いかもしれません。小額投資しながら経験を積むことで、値動きを見る目が養われていきますよ」

Yさん「たしかに、小額なら挑戦しやすいですね!」

高山先生「大きな額を投資すると、値動きに一喜一憂してしまいがち。このくらいの額なら耐えられる、これ以上は耐えられないなど、自分の心の動きも観察しながら適切な投資額を判断してくださいね。また、何かあったときのために、緊急用として預貯金をある程度確保しておくのも大切ですよ」

Yさん「今はアルバイトをしているのと実家暮らしのため、比較的お金に余裕があります。預貯金もためられるよう、意識したいと思います!」
Yさんの毎月の収入(割合)、支出(割合)
高山先生のワンポイントアドバイス
▼高山先生のワンポイントアドバイス
・株式などの値動きを見て、どこが天井でどこが底かを見極めるのはプロの投資家でも難しいもの。積立投資なら、ドルコスト平均法で購入単価を下げて、高値掴みを防げます。初心者の方は、スポット購入よりも積立投資がおすすめです。
・投資額と預金のバランスも考えて。半年分ほどの生活費を確保し、余剰資金で投資しましょう。
▼つみたてNISAで人気のファンドをチェック
いまさら聞けない! つみたてNISAって?

▼みんなはいくらで積み立てている?
つみたて投資ユーザーの本音アンケート

FUTURE
やりたいことを実現するために、配当収入を増やしていきたい!

やりたいことを実現するために、配当収入を増やしていきたい!
――今後、チャレンジしたいことは?

Yさん「今は大学生なので勉強に集中していますが、いつかは起業したりFIREを目指したりしたいと思っています。投資は、私自身が自由に人生を設計していくための支えとなるものだと思うんです。運用益で生活できるようになったらうれしいです」

高山先生「今後、Yさんがどのようなキャリアを築くにしても、積立投資が人生のリスクヘッジにつながるかもしれません。無理のない範囲で投資をして、人生の選択肢を着実に増やしていきましょう」

Yさん「ありがとうございます。これからもコツコツと投資を続けていきたいです!」
高山先生のワンポイントアドバイス
▼高山先生のワンポイントアドバイス
・経済的自立を果たしてリタイアする「FIRE」が、注目を浴びています。FIRE達成の目安としては、生活費の25倍の資産を築くこと。生活費が年間200万円なら、5,000万円を目標に資産を増やしていきましょう。
・FIRE資産のベースは、コストが低く運用成績が安定しているインデックスファンドを活用すると良いでしょう。また、FIRE資産のベースを築きつつ配当収入を得るということを考えると、高配当株やREITファンドといった安定的に分配金が出る投資信託などを検討するのも手。

高山先生のSUMMARY
若い世代が積立投資を始める最大のメリットは、時間の効果で大きく増やせること!

Yさんは若いうちから投資に興味を抱き、良きアドバイザーとの出会いがきっかけとなって積立投資を始めました。すばらしいと感じたのは、すぐに行動へと移したこと。実際、良い出会いや良い情報を得ても、なかなか行動できずにいる方は少なくありません。Yさんのような「すぐに行動する姿勢」は、投資において大きなアドバンテージとなります。

何よりも、投資は始める時期が早ければ早いほど、複利の効果で大きく増やせます。特にYさんは20代前半と若いので、その分、長く積み立てることができるでしょう。

一つだけ気になるのは、投資している商品が米国株インデックスファンド一本のみであること。リスク分散のためにも、米国以外の株式や債券、リートなどに運用する投資信託もぜひ検討してみてください。


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※2022年7月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

監修:高山 一恵

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