資産運用の先輩に聞く! 私の積立スタイル

2022.8.10

32歳で預貯金1,000万円を達成! 積立投資で資産を2,000万円に増やすことはできる?

32歳で預貯金1,000万円を達成! 積立投資で資産を2,000万円に増やすことはできる?
「積立投資の先輩」に突撃取材! 投資を始めたきっかけや商品の選び方、気になる運用益などに切り込む企画「#私の積立スタイル」。投資を始めた人の話とFPの高山先生のアドバイスに耳を傾ければ、きっとあなたにあった運用の形が見つかるはずです。

第8回は、2021年に結婚したHさんが登場。独身時代からコツコツと貯蓄に励み、現在は1,000万円もの預貯金があるといいます。しかし、投資は「怖くてなかなか手が出せなかった」そう。1,000万円をためたコツや積立投資を始めたきっかけ、今後のライフプランについてお聞きしました!

Hさん

32歳、東京都在住の会社員。投資に対する恐怖心があったが、結婚を機に2021年からつみたてNISAをスタート。20年間つみたてNISAを続けて、資産を倍に増やしたいと思っている。
この記事はこんな方におすすめ

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節約家のHさんとおおらかな夫。お金に関して正反対の二人が結婚!

節約家のHさんとおおらかな夫。お金に関して正反対の二人が結婚!
――Hさんは2021年に結婚されたそうですね。

Hさん「はい、私は東京でIT企業に勤務しています。夫は仕事の関係で、東京と地方の二拠点を行き来して生活しています」

――その分、生活費がかかるのでは?

Hさん「そうなんです。二拠点での生活で家賃などが余計にかかってしまっていて……何とか減らしたいなと思っています」

高山先生「独身時代は、どの程度お金を使っていましたか?」

Hさん「私はあまり散財するほうではなく、独身時代はたまに旅行したり、バッグやアクセサリーを買ったりする程度でした。また、家計簿アプリで収支を管理して、使いすぎていると感じたら、翌月は財布のヒモを締めていました」

高山先生「Hさんは“ため体質”なのですね。こまめな管理とメリハリのある使い方を心掛けて、堅実に過ごしていらっしゃいます」

Hさん「今もそのスタイルは変わらないのですが、夫は私と逆のタイプで、わりと使ってしまうんです。自動車やお酒など、好きなことならお金をいとわないですね。お小遣い制も検討しましたが、夫が嫌がっていて(笑)。今は夫婦別財布です」
高山先生のワンポイントアドバイス
▼高山先生のワンポイントアドバイス
・収支を把握することは、貯蓄の面でとても大切です。最近はレシートを撮影するだけで費目ごとに自動で振りわけてくれるなど、簡単に記録できる家計簿アプリもあるので、習慣化できるように活用してみると良いでしょう。
・なかなか貯蓄ができない人は、「〇〇歳までに〇〇万円ためて、〇〇に使う」など具体的な目標を設定するのがおすすめです。
・Hさんは節約家で、旦那さまは家計に関しておおらか。まずは、二人が共通して楽しめることで貯蓄の目標を立てるなど、旦那さまが家計管理に対して前向きになるような話題を出してみると良いでしょう。夫婦二人で話し合いながら家計を管理すると、さらにお金がたまりやすくなりますよ。

HAPPENING
すでに1,000万円の貯蓄を達成! さらに1,000万円を増やすため、積立投資を開始

すでに1,000万円の貯蓄を達成! さらに1,000万円を増やすため、積立投資を開始
――Hさんはもともと節約家だったとのことですが、独身時代にはどのくらい貯蓄しましたか?

Hさん「1,000万円くらいです」

高山先生「それは立派ですね! どのようにためたのか教えていただけますか?」

Hさん「社員寮のある会社に就職したので、家賃の負担がなかったんです。仕事が忙しくて遊ぶ時間があまりなかったこともあり、集中的にためられました。あとは、欲しいものがあっても本当に必要かどうか、一度よく考えるようにしていて。落ち着いて考えると、買わなくていいやと踏みとどまることも多かったです。ボーナスもほとんど使わずに貯蓄していました」

高山先生「当時は貯蓄のみで、積立投資はしていなかったのですね」

Hさん「資産を増やすことに興味はあったのですが、投資に対して怖い印象があって。もし失敗したら、コツコツとためてきた資産が減ってしまうかもしれない。そう思うと、怖くて手を出せませんでした」

――そんなHさんが積立投資を始めた理由は?

Hさん「ニュースで老後2,000万円問題が取りあげられているのを知って、今後の人生について真剣に考えるようになったんです。積立投資は少額から始められることもあり、“恐れているほどのリスクはないのかもしれない”と感じました」

高山先生「それで、つみたてNISAを始めたのですね」

Hさん「はい。結婚を機につみたてNISAを始めました。すでに預貯金は1,000万円あるし、そろそろ資産運用を始めて、お金を増やしたいと思ったんです」
高山先生のワンポイントアドバイス
▼高山先生のワンポイントアドバイス
・投資に対して“損をしそうで怖い”と感じている人も少なくないでしょう。まずは少額から試してみて、値動きに慣れましょう。実際にやってみると、投資の仕組みを理解できます。なにごとも「習うより慣れよ」です!
預貯金が多くなるデメリットは、インフレになると資産が目減りしてしまうこと。資産運用でお金を増やせば、インフレ対策にもなります。
▼投資初心者におすすめのつみたてNISA。その魅力を解説!
マンガですぐわかる! つみたてNISA

TURNING
人気の銘柄を毎月積立。暴落時も動じず、コツコツと積み立てることが大切!

人気の銘柄を毎月積立。暴落時も動じず、コツコツと積み立てることが大切!
――つみたてNISAのポートフォリオを教えてください。

Hさん「どれを選べばいいのかわからなかったので、ランキングを参考にしました。外国株式のインデックスファンドなど、3つの銘柄を同じ割合で積み立てています」
HさんのつみたてNISA ポートフォリオ
――資産運用の目標はありますか?

Hさん「つみたてNISAの年間限度額の上限である40万円を、20年間積み立てる予定です。将来的には1,000万円くらいに増えたらいいなと思っているのですが、現実的でしょうか?」

高山先生「今後の金融情勢の動向にも左右されますが、仮に月3万円を3%の利回りで20年間積み立てたとすると984万円、5%なら1,230万円くらいに増えるでしょう。積立投資は複利の効果も期待できるので、決して無謀なラインではないですよ」

Hさん「そんなに増えるんですね! 積立投資をするうえで、気をつけたほうが良いことはありますか?」

高山先生「長期で運用していくと、いつかは必ず大暴落の局面に遭遇することがあります。暴落時に怖くなって売ってしまうことを“ろうばい売り”というのですが、暴落しても下がり続ける相場は基本的にはないので、気にせずコツコツと積み立てることが大切ですよ

Hさん「ありがとうございます。積立投資は、自動で積み立てられるのが良いところだと思っています。先生がおっしゃるように、株価のことを気にせず、これからもコツコツとためていきたいです」
Hさんの毎月の収入、支出
孫田の金融資産
高山先生のワンポイントアドバイス
▼高山先生のワンポイントアドバイス
・たとえ大暴落しても慌てずに。暴落時のろうばい売りは、大切な資産を減らしてしまうことにもなりかねません。長期的な目線をもって、コツコツと積み立てていきましょう。
銘柄を選ぶ際には、目論見書などで「何に運用しているか」をチェックして。例えば全世界株式のインデックスファンドは、約6割が米国株に運用しています。「分散」という視点で考えると、債券やREITなども含んだバランス型のインデックスファンドもおすすめです。
▼つみたてNISAで人気のファンドをチェック
いまさら聞けない! つみたてNISAって?

▼みんなはいくらで積み立てている?
つみたて投資ユーザーの本音アンケート

FUTURE
今後は夫婦二人で資産を増やしていきたい

今後は夫婦二人で資産を増やしていきたい
――資産運用において、今後の目標はありますか?

Hさん「ゆくゆくは子どもも欲しいので、教育費の準備も必要になります。そうなると、今後は共同での家計管理も視野に入れたいと思っていて。夫は資産運用に対して消極的なので、まずはしっかり話し合っていきたいです」

高山先生「Hさんはすでに預貯金が1,000万円ありますし、積立投資を続けていけばさらに資産が増えるでしょう。今後は旦那さまとよく話し合って、二人で資産を増やしていく方法を検討してくださいね。二人でつみたてNISAをすれば、年間80万円まで非課税で投資できますよ」

Hさん「はい。夫が負担に感じない範囲で上手に家計をやりくりして、資産をしっかり増やしたいと思います」
高山先生のワンポイントアドバイス
▼高山先生のワンポイントアドバイス
・将来のライフイベントを視野に入れて、長期的な目線から投資するのがコツ。つみたてNISAは投資の基本である長期・積立・分散投資ができる制度。投資に抵抗のある方でも始めやすいので、まずは選択肢に入れてみて。
積立投資以外の投資に興味があるのなら、円安傾向も配慮して外貨への投資もおすすめ。たとえば外貨預金は日本円よりも高い利子がつくし、海外旅行で買い物などの支払いに使えますよ。

高山先生のSUMMARY
夫婦の気持ちを一つにして、来るべきライフイベントに備えよう!

Hさんは独身時代からコツコツと貯蓄を続けて、すでに1,000万円以上の預貯金を達成しています。結婚を機につみたてNISAも始めていますし、今後も順調に資産を増やしていけるでしょう。つみたてNISA以外の資産運用にも興味があるようなので、無理のない範囲で楽しんでいただきたいですね。

一つ気になるのは、つみたてNISAのポートフォリオが米国株式に寄っていること。ポートフォリオが偏っていると、その分、リスクが高くなってしまいます。米国以外の株式や債券、REITなどを含んだバランス型のインデックスファンドを追加するなどして、リスクを分散してみてはどうでしょうか。

結婚したばかりという今は、資産を大きく増やせる時期です。夫婦二人でよく話し合って、Hさんご夫婦にとって最も良い家計管理や資産運用の方法を見つけ出してくださいね。


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※2022年8月現在の情報です。今後、変更されることもありますのでご留意ください。

監修:高山 一恵

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